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ロゴ制作 不定期更新。作田英嗣のコラム(ひとりごと?)

−日本人?−

三十年近くお付き合いの続いているアメリカ人がいる。彼は日本の大学で各国からの留学生に日本文化を教えている。能、歌舞伎、神社仏閣に非常に詳しい。「お茶」の先生もしている。また、一年程前から書を習いに来ているスイス人の若者は大学院で歌舞伎を学んでいる。更に最近知り合ったドイツ人は日本の旧暦を研究しているという。
日本の歴史や文化に対する奥深さを彼らから教えられることが多々ある。
さて、僕の仕事も日本の文化の一翼を担っている。しかし「書」以外の日本文化についての僕の知識は・・・?

はたして僕は日本人と言えるのだろうか・・・。

−浪速書道展−

本展覧会は61年間続いている(13年間夏と冬と年二回開催)歴史ある展覧会で浪速書道会一年を通しての最大イベントである。幼年より年配の方までの幅広い年齢層と多彩な作品の展示という特色をもっている。

今年の第74回浪速書道展を通して感じたこと。

まずは大幅な出品減を覚悟していたが、4,600余りの出品があり、わが会の底力に感謝!

毎日展、関西巡回展等では英語解説会などを提唱し、実行している。浪展でも毎日私が作品を解説した。それならば、ここでも英語解説をしたほうがいいだろうと気がついた。

更に表彰式が行われる当日は小・中学生対照の解説会を持ってもよいだろう。少子化の中で筆を持っている子供達を大切にしなくては。

そしてこの所、設けているドリーム賞(教育書道の枠で評価しない、楽しい子供の作品)の部門を広げて、 子供達が楽しく作品を書ける受け皿を多く持つことも大切だろう。

などなどを思った。

そして今回、畳十五畳大の作品に「無盡」二字の制作を挑み、仕上げられたことの充実感と制作後二日間の体の疲労感。

また体力を付け直して来年も挑戦だ!

2008.1●『超大作制作後日談』●

12月25日に定期の血液検査をしてもらいました。

その結果、医者いわく。
「どこかに筋肉の炎症があるという数値が出ています」

23日の超大作の制作のための筋肉痛だったのだ。運動不足!

2007.11●『何事も経験』●

先日、私の門人の一人がヘビメタのライブショーをするというので聴きに行った。

ライブハウスに入ってその音量のデカさにビックリ!

歌手は思い切り何やら叫んでいる。
聴衆どうしで話なんかまったく出来ない。
一つのグループが終わってお目当てのグループの演奏が始まった。

やはり凄い音量。

彼が歌っているのだがやっぱり思い切り叫んでいる!

しかし、じっーと聴いているうちに
前のグループより彼らのほうが演奏は上手く、
彼の歌のほうが音楽性があるので…と思いだした。

※ なにごとも気嫌いせずに経験する事も必要だと思った次第。
※ 凄い音量、音声の中でも違いが解かったことで。

2007.6●『アートか文化か』●

これもシカゴに行った際に気付いたこと。

「書」は読めないという点で、欧米人にはなかなか理解しにくいものと思った。
そこで線のリズムを伝え、出来るだけ一字の作品を見せて絵感覚で理解してもらおうとした。

所が折々に書いた漢詩の作品や俳句の作品に興味を示す人も多くいたのには驚いた。

そして次のことに気付いた。

「書」をアートとしてとらえるか、文化としてとらえるかで違いが生ずるのだと。

アートととらえる人は一字の書に共感を持ち、文化としてとらえる人は、
意味は解らなくてもオリエンタルな文化として憧れるのだと。

でもこの反応は日本人も一緒かも・・・。

2007.6●『作田記念美術館』●

先日シカゴ近辺の大学へ訪れた時のこと。

キャンパスの中に○○記念ホールとか○○記念美術館などが多くあった。

その○○はその大学の卒業者で財を成した人の名でその人が寄付をした建物なのである。

日本だったらさしずめ創始者の名前がついた記念館ぐらいだろう。

財を成したら皆のためにお返しをする思想が根づいていると感じた。

僕も母校に作田記念美術館を寄贈するべく今からでも金儲けにはしるか?!

2007.2●『DNA』●

昨年末から今年の年始にかけてアメリカのピッツバーグに住んでいる息子を訪ねた時のこと。

息子は行きつけのBarに連れて行ってくれた。

そこのスタッフと彼は 非常に仲がよく

その時彼いわく

「すぐにいろいろな人に気軽に声をかけるのは父親譲りだよ」と。 

これは DNAのなせるワザ?  

2006.11●『本気か?』●

最近、終戦後(これはそろそろ死後?)に新しい書の世界を拓いた書家の作品や、
勉強ぶりを見る機会に何度か恵まれた。

その作品群、学んだ古典の臨書作品を見て思った。

彼等は「本気」で勉強していた。
線の鍛錬ができているからどんなに風に作品を展開させても、
それは確かなものなのだ。

そこで自問した。
僕は本当に本気でやっているか?

本当の本物になるには「本気」だ!

2006.10●『北京!!』●

先日、北京へ行きました。
丁度、国慶節(10月1日)の当日に天安門広場の博物館を見た後の帰路の時です。
すごい人人人・・・。
いくらでも湧いてくる。

ついに満員のラッシュアワーの電車以上にぎゅうぎゅう状態で牛歩のごとく歩いて行くのですが、
前が見えず、行く先も全く判らなくなったとき、精神的にパニックになりそうになりました。

それでも周りの中国人は日常のごとく歓談していました。

普段は10分もあれば到達できる所を一時間以上かけて、
やっとその雑踏から脱出!そしてつくづく思いました。

中国の人達は人口が多いから雑踏も平気という精神的な強さがある。
これも中国現代のパワーの一因だろう。
それからすると日本は高齢化もあって穏やかですが、本当のパワーはあるのかと。

がしかし、更に思った。
中国を僕にくれるといわれても僕は「結構!」と答えるだろうと・・・。

2006.9●『「史記」を読んで』●

今、司馬遷の「史記」を読んでいて、ほぼ終わりつつある。
承知のように約2100年前の中国の膨大な歴史書だ。

そこに記されている人間模様を読んでいると、
人間は2000年経っても何も進歩していないという事に気付く。

まさに歴史は繰り返すだ。

歴史から学ぼうと思っていたのに、僕はどうしたらいいのか。

やることは精一杯やるが、余り事大的なことは考え過ぎず楽しく飲んで楽しく書くか・・・!

2006.8●『キョロキョロ書家』●

5月の私の個展、7月の未踏サークル展と二つの展覧会で、作品の展示法、会場内の花等のデコレーション、案内状など、今回はそれぞれのジャンルの専門職の人や美的感覚の鋭い方々に仕事をおまかせしたり、アドバイスをいただいたりした。

すると今まで考えもしなかったアイディアが出て、大変刺激になったし、会場でも好評を博した。

やはり他のジャンルで活躍している人の美意識に接し、それを取り入れる事は幅を広げることだとつくづく思った。

「書道バカ」に徹することもそれなりに大切な生き方であろう。

しかし、私は色々なジャンルを見ながらの「キョロキョロ書家」でいきたい。

2006.7●『遊びすぎ?』●

先日開催した未踏サークル展での川谷尚亭先生や間介浦先生の作品を見て、昔の人はよく勉強したなと感心した。

それに比べて我々はどうだろう。

色々と忙しい世の中になったことも確かだが、ちょっと遊びすぎかも・・・などと思った。

もう少し勉強しよう!

2006.5●『・・・・』●

先日、僕と同じ年の金子卓義先生が急逝した。

彼を旗頭にして今後の書道界が発展していくように
協力していくつもりだったので非常に残念だ。

通夜、葬儀、お骨上げまで見送ってつくづく感じた。
人の命の何ともはかないことを。

そのはかない命を、今ももらっている僕はどう生きよう。

人は言う、「先生も同じ年だから大事にしてください。」と。
温かいことばで、確かに無茶はしないようにしなければいけない。

しかし、はかない命だからこそ、ただ大事に大事に生きていくより、
自分の役割を見つめて、最後まで「生きぬこう!」と思った。

2006.3●『裸』●

5月の個展に向かって作品を作っている。
こういう時が一番自分と対峙する時だ。

ああだ、こうだと悩みながら何とか今の自分が出ればと思いつつ・・・。

そしてつくづく考えてしまった。
僕はなんて格好構いなのかと。

どうしても見栄えする作品を作ろうとしている自分に気付く。
裸の僕を見てもらえれば、それでいいのに。


でも、もう年寄り体型になって見せられるような裸でないか・・・。
バカ、それを見られてもいい覚悟で作品を作るのだ!

2006.2●『学習』●

僕はせっかちで歩くのも結構早いです。

ですから雑踏でノロノロ歩いている人がそばにいるとイライラし、
少し誇らしげに追い越したりしています。

さて、先日ちょっとした手術をしました。

医者からは当分激しい運動をしないようにと言われましたが、
仕事があり、電車に乗りました。

阪急梅田駅から地下鉄へは約5分歩きます。その時はゆっくり歩かざるを得ませんでした。
その横をさっさと追い越していく人々を見て、やっと気が付きました。

ゆっくり歩いている人は色々と事情があるのだと。

僕は少し痛い目に遭わないと、人への優しさや、
穏やかな気持ちを持てない人間なのだと思い知った次第です。

2006.1●『1・17』●

今年も1・17阪神淡路大震災の日がやってきた。

激震地の一つで罹災した一人として毎年、この日の朝5時46分には祈りを捧げている。

ここ数年は非常に素朴なイベントを続ける伊丹市昆陽池公園(ただ、ロウソクを24時間6000本以上灯す)で祈りに参加している。

そこで思ったこと。
見渡すと約500人ほどの参加であったが、比較的若者が多かったこと。

家族の誰かが震災で奪われたのかもしれないが、若い人たちに語り継がれていって欲しいものである。

また、主催しているボランティアの若い男が皆の前で
「僕一人になってもずーっと続けます。」

と誓った言葉を聞いて、私自身もそうしようと誓った。

2006.1●学習能力●

僕の20才代は、ビールをコップ一杯も飲めなかった。

30才を過ぎて、これでは一人前でないと思い、練習を積んでやっと飲めるようになり、
今ではアルコール依存症にまで成長(!?)。

僕は学習能力が高いのだ。

この意気で書のほうも学習能力が高いと信じつつ・・・。

2005.12●中国の真贋●

先日、中国漢中を訪れた時の話。

三国志の諸葛孔明の墓が人気があって荒されるため、対策を練った結果、
すぐ横に「諸葛孔明真墓」という贋物を作ってそちらに皆が参るようにしたそうです。

そういえば中国での古い有名な石碑はよくコピーの碑を作り、その碑の拓本を平気で販売しているのです。

中国人気質の一つでしょうか。

2005.10●外食●

僕は外食の多い人です。人好きな性格なのでお店でも親しい人がすぐできてしまいます

お店のスタッフともそうです。実は僕の奥さんは、僕がよく行ったレストランのスタッフだったのです。

このあいだも、ある会社の会長という男性と、レストランで親しくなり、お付き合いが始まりました。

人生、外食は大切です。その代わり、忙しいこと!

2005.9●持つべきものは友●

活動紹介で触れた、武侯祠に掲げられる扁額作品制作の時に思ったこと。

加藤裕氏は私より10歳以上若い。
彼と現在のように親しくなったのはここ5年ほど、
しかし、付き合うほどに書の腕の確かさ、書にかける思い、造詣の深さなど並でないことを再確認。

また、酒を飲みだすと破滅的に徹底して飲むところは二人共通。飲み合うと実に楽しい。

先日の制作のときもわざわざ名古屋から来てもらって、一日中ビール片手に書き合いをした。
その際、刺激しあっての制作の楽しかったこと。

贅沢な一日を過ごした。
書の仲間として彼のような男を友として得たことに誇りを持った。

「持つべきものは友」!

2005.7●砂に剣●

チョ・イーモー監督の「ヒーロー」の中で、剣で砂に字を書いて剣術の奥義を知るシーンがありました。あれを見て書道で古くから中国でも言われている「錐画(すいかく)」ということばを思い出しました。「砂地に錐を立てて線を引くつもりで筆を立てて書く」という意味です。
でもこれは剣の奥義と関係ないか。
そして僕はこの方法はしません。僕は筆をあっちこっち向かせて書きます。

「あっち、こっち」が僕の生き方。

2005.1●ワイン馬鹿●

サンフランシスコに行った際、カリフォルニアワイン生産の地として有名な「ナパ・バレー」を訪問。ワイン工場を3軒回って、歓迎され、調子に乗って15本のワインを購入。帰国して家まで持ち帰るのに重かったこと! そう、僕はワイン馬鹿なのだー。
うちの奥さんもワイン好き。2人合計のワイン消費量は半端じゃありません。2人で酔っぱらったら、幸せかどうか判らなくなります。

そんなわけで、ワインの好きな人とは、すぐ友達です。連絡ください!

2004.11●70代●

書道の世界では、70才代でやっと一人前。
60代は働き盛りなのです。いや、働かせられ盛りなのです。
70代で一人前なんだから、僕にはまだまだ先があるのだーっ。作品も、これからこれから。

 

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